vol.02 しおラーメン 連載「ビッグゲートのその先に -大門全メニュー制覇への道-」

2023/04/07 Fri
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Writer
キウチトウゴ

聖蹟桜ヶ丘駅から徒歩5分。川崎街道沿いにひっそり佇む、聖蹟の愛され町中華こと「大門」。

学生、ドカタの兄ちゃん、昼からビールを飲むおっちゃん、家族連れ…店内は日夜賑わい、聖蹟に住む老若男女の胃袋を満たし続けている。

初回更新から間が空いてしまい恐縮です。その間も大門は休み無く食べ続けてはいたのだけど、新しいメニューを探求するのを怠ってしまい、もっぱらいつものルーティンで、スタ飯、ウマニ飯、ピー飯の繰り返し。いつ更新するの?という数少ない読者の方から気にかけていただいたにも関わらず、自らの欲望を優先してしまいましたことを、お詫び申し上げます。

その間に、大門はバイトが何人か代わり、今はマスターの孫ほどの年齢ではなかろうかという学生が右腕となって頑張っている。最初は大丈夫かな、とちょっと心配になってしまったのだけど、意外とマスターとウマが合うようで。Z世代とマスターの絡みが、ちょうど良いスパイスとなり、大門を彩っている。

前置きが長くなってしまったが、大門全メニュー制覇への道 vol.02 は「塩ラーメン」をご紹介。

あっさりとした透明感のあるスープが、飲み干されるのを今か今かと待ち構えている。


初回でご紹介した「大門ラーメン」のスープが塩ベースになった一品。

普段、ラーメンにはコクと濃さを求め、所謂フルボディ系(濃厚、濃色スープ)のラーメンばかり好んで食べるため(それ故この体型である)、塩ラーメンはほとんど食べたことがなかったのだけど、大門の塩ラーメンは、このスープの透明感からは想像できないほどのコクを感じさせてくれる。

そして、塩ラーメン最大のポイントが、このトッピングされたネギである。

ネギが主役と言っても過言ではない。

塩味が効いたスープのおかげで、ネギの甘さが引き立つこと!

これは醤油ベースのラーメンのネギの味わいとは全く別物。塩×ネギの絶好の組み合わせが、それぞれの潜在能力を最大限に引き出し、塩辛さと甘みのハーモニーを存分に楽しませてくれる。

「透明なラーメンのスープはいくら飲んでも良い」というマイルールがあるので、遠慮なく塩スープを飲ませていただく。止まらん。

しおラーメン

お店の思想・店主の息遣い・そして胃の中に入るもの、この3つがグサッと心に刺さった時に、私はその店を好きになる。

大門からは、とにかく、日常で体や心が疲れた人たちの満腹中枢を刺激して、色んな事あるけどこの瞬間は忘れてしまおうぜ、というメッセージを感じるのだ。マスターが毎回そんなメッセージを込めているかはわからないが、私はいつもそれを受け止めている。

そして今日もまた、大門に片思いが止まらないのだ。

Writer:キウチトウゴ

日野生まれ、多摩市在住。くさび社所属。緑色のものを追いかけるのが好きです。夢は多摩市に銭湯を作ること。

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