vol.01 大門ラーメン 連載「ビッグゲートのその先に -大門全メニュー制覇への道-」

2022/09/30 Fri
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Writer
キウチトウゴ

聖蹟桜ヶ丘駅から徒歩5分。川崎街道沿いにひっそり佇む、聖蹟の愛され町中華こと「大門」。
学生、ドカタの兄ちゃん、昼からビールを飲むおっちゃん、家族連れ…店内は日夜賑わい、聖蹟に住む老若男女の胃袋を満たし続けている。

そんな大門だが、筆者の注文ローテーションといえば、肉キャベツウマニ飯(ウマハン)、スタミナ飯(スタハン)、ピーマン肉炒め掛けご飯(ピーハン)、そして、チャーハン、たまにソース焼きそば。
この5つをほぼエンドレスリピートしているのだ。(だって美味いんだもん…)

余談だが「●●飯」は「●●メシ」ではなく「●●ハン」が正解。
注文時に「●●メシ」と言うと、「●●ハンね」と言い直されてしまうよ。

レギュラーの木札メニュー達。錚々たるメンバーが揃う。


大門には、木札のレギュラーと、紙貼りの特別メニューをあわせて、約40種の選択肢が存在する。
全メニュー制覇するぞ、と意気込んでみたものの、いざ着席するとやはり「いつもの」を頼んでしまいたくなるが、しかしそこはグッとこらえて。初回にふさわしく、店名を冠した「大門ラーメン」からスタートすることにする。

大門のラーメンは、いわゆるラーメン屋の湯切りでお馴染みの「てぼ」は使用しない。奥のコンロでで沸騰し続ける寸胴に麺を入れ、浅いザルと菜箸で麺をすくい、サッと湯切りしてどんぶりに流し込む。そのスムーズな所作と、鍋に麺を残すことなく素早くすくう手慣れた作業は、見ていて気持ちが良い。

これが大門ラーメン。

透明度の高いスープは、醤油味と程よい脂分で、心地よいのどごし。サッパリと飲める。
そして推しポイントはチャーシューだ。食感重視でしっかりとした歯ごたえがありながらも、口の中でとろける柔らかさも併せ持つ、まさにハイブリッドチャーシュー。(ちなみに、このチャーシューはチャーハンでも良い仕事をしてくれる)

締めにスープを一口、あーやっぱ美味いから…もう一口。あーやっぱ美味いかr(以下繰り返し
見た目が透明だから(?)、罪悪感なく飲み続けられるのも良い。

オーソドックスな見た目ではあるが、しっかりとスープにも個性が感じられる大門ラーメン。それでいて、脂っぽすぎず、薄すぎず、バランスの取れた味わいは、さすがお店の冠を被っているだけある一品。

大門への入門の一品として自信を持っておすすめできますので、ぜひご賞味ください。

大門ラーメン、餃子(3個)を添えて
Writer:キウチトウゴ

日野生まれ、多摩市在住。くさび社所属。緑色のものを追いかけるのが好きです。夢は多摩市に銭湯を作ること。

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